はじめに
突然ですが、みなさんは今もレトロゲームで遊んでいますか?
それとも家のどこかで眠っているのでしょうか?
既に手放してしまったけど、また遊びたい・・・なんて方もいるかもしれませんね。
昨今ではレトロゲームと呼ばれるようになった昔のゲーム機やソフトですが、「プレミア品」として扱われている物も少なくありません。
今回はそんなレトロゲームの中でも高額買取されている、セガの「メガドライブ」について話していこうと思います。
「なんで高額で買い取ってくれるの?」
「どこで売ったら1番高いの?」
「全部揃ってないけど買い取ってもらえるの?」
「箱しか残って無いんだけど・・・」
そんな疑問からここに来てくださった方は、是非最後まで読んでいってくださいね。
レトロゲームが高額買取されるワケ
「再販されない」に価値あり
「メガドライブ」に限らず、レトロゲームはどうして高額買取・取引されるようになったのでしょうか?
古い物はゲームに限らず時間が経つほど価値が下がっていくのが普通です。
私の勝手なイメージだけで話せば、販売時に人気があればそれなりの価格で買い取ってくれたとしても、ゲーム機の世代が変われば変わるほど「そんなものなのか」と思うくらいの安価で買い取られていました。
ですが思い出してみてください。
期間限定カラーや、ソフトとのコラボラッピングのゲーム機はどうだったでしょう?
生産台数が少なかったり、人気で手に入らなかったり、そういうものは高値で取引されている傾向がありませんでしたか?
いまレトロゲームと呼ばれているものはそれと同じようなものです。
生産が終了し、誰かが持っていた物しかこの世界に存在しないのです。
そういった物の希少価値というのは、古ければ古いほど上がっていきます。
さらに言えば、出回っている数にはただでさえ限りがあるというのに時が経つことで壊れたり、処分されてしまうことで数はもっと減ってしまいます。
すごく極端に例えれば、当時100台しか生産されていなかったものが時を経て10台しか残っていない・・・なんて状態です。
そこに再び需要が生まれ、欲しい人が沢山いるとしたら・・・言わずとも1台1台の価値が高まる事がわかります。
買取価格もその需要と希少価値によって上がっていきます。
高額買取されるにはちゃんと理由があったのです。
メガドライブの種類
メガドライブといっても連結して使用する周辺機器なども多く発売しており、とてもバリエーション豊富なゲーム機となっています。
● メガドライブ
● ジェネシス(北米版メガドライブ)
● メガドライブ2
● +1パック
● メガCD
● メガCD2
● スーパー32X
近年ではなかなか見ないくらい種類が多いです。
最近ではメガドライブの復刻版「メガドライブミニ」、メガドライブ2の復刻版として「メガドライブミニ2」の販売がされ、話題になったのも記憶に新しいかと思います。
このメガドライブミニも既に再版されないのではと言われており、高値で取引されています。
復刻版がでてもなお、元の機器やソフトが愛されているのは嬉しいことですね。
レトロゲームブーム到来
「レトロ」というとみなさんはどれくらい昔を思い浮かべるでしょうか?
「子供の時に遊んでいたもの」
「〇世代前のものから」
「19〇〇年以前のもの」
など、おそらく個人差があることでしょう。
レトロゲームを扱っているバラエティー番組ではレトロゲームの定義を「発売から20年以上経過したハードゲーム」と言っています。
現在、そんなレトロゲームがブーム真っ只中です。
昔ゲームで遊んでいた世代が大人になり「あの時のゲームでもう一度遊びたい!」と思った人達が再び当時のゲームを買い求めているのです。
その気持ち、とても良くわかります。
他にもテレビや動画サイトで紹介され、知名度や需要が上がってきたことも理由になるでしょう。
また、ゲームをするだけではなく、コレクションのために購入している人たちも多くいます。
どちらの人に対しても、レトロゲームに需要があることが分かって頂けたのではないでしょうか。
知っておきたい「メガドライブ」の歴史。高額買取の理由はここにあった!
シェア率を勝ち取れなかった過去
ここまでレトロゲームの価値や需要、高額買取されるワケを話してきましたが、この記事では特に「メガドライブ」に焦点をあてて話していきます。
なので簡単にですが「メガドライブ」の歴史も見ていきましょう。
メガドライブは1988年にソニックなどで知られる「セガ」から世界で最も早く発売されました。
翌年1989年には米国・カナダ・メキシコで、ジェネシスという名前で発売。
さらに翌年1990年にはヨーロッパ地域で発売されています。
当時「時代が求めた16ビット」というキャッチコピーで年間70万台を売り上げていましたが、
後にメガドライブはスーパーファミコンと競合することになり、
1992年に行われたハードフェアの市場調査ではスーパーファミコンが55.9%なのに対し、
メガドライブは19.4%という結果となってしまいました。
しかしながら、日本国内では100万台以上を売り上げ、セガとしてはセガサターンに次ぐ出荷台数を記録しています。
日本での販売台数は〇〇に比べ少なめ
日本国内でのメガドライブはシェア率こそ勝ち取ることが出来なかったものの、100万台以上を売り上げるのはとてもすごいことです。
国内だけでもこれだけの台数を売り上げられたとしたら、米国やヨーロッパ地域ではどれくらいの販売数を記録しているのでしょうか?
早速見ていきます。
まず米国ですが、大物スポーツ選手、ミュージシャンとライセンス契約を結びソフトを発売、他にもビッグタイトルとなったソフトが多数生まれるなど、ハード、ソフトともに爆発的なヒットとなりました。
日本と同じ年代での販売台数の記録が見つからなかった為、比較するには難しいですが1996年には1500万台程度の販売台数となっていたようです。
続いてヨーロッパ地域ですが、こちらでの販売台数は839万台で次世代ゲーム機が販売されてもなおメガドライブのソフトが販売され続けるほどの人気があったようです。
どちらの地域も日本国内の販売台数とは比べ物にならないほどの人気があったようですね。
ここで知ってほしかったのは、日本での販売台数は世界に比べ、とても少なかったこと。
そして国内販売数が少ないからこそ、そこに希少価値があることです。
高額買取してもらうにはどうしたら良いの!?
第1に商品の状態が大切です!
大変お待たせしました。
お待ちかねの高額買取をしてもらうための話に移ります。
メガドライブに限ったことではありませんが、商品の状態というのは買取価格に大きく影響します。
ボロボロで画面に映らないことがあるゲーム機より、新品に近いような綺麗な状態のゲーム機の方が価値があるのは言うまでもありませんね。
使用感があるのは大切に沢山使っていた証ですが、指紋や汚れは買取価格に影響してしまう可能性が高いです。
少しでも買取価格をあげたい場合は、出来るだけ指紋や汚れは落としてあげてください。
付属品は揃えておく方が吉
ゲーム機のみでももちろん買取はしてもらえますが、「高額買取」を目指すなら外箱や説明書、付属品は出来る限り揃えておきましょう。
「箱が劣化してボロボロなのですが・・・」という声が聞こえてきそうです。
紙の箱は月日による経年劣化は致し方ありません。
それでも無いよりあった方が査定価格のUPに繋がります。
電源コードがダメになってしまっているなどの場合、フリマアプリやリサイクルショップで取り扱っている可能性がありますので、揃えるために探してみるのも良いかもしれませんね。
実際に買い取り業者ではなくフリマアプリになりますが、元々の電源ケーブルなどではないものを揃え、販売している方がいらっしゃいました。
付属品を揃えるというのは本体のみの話ではなく、ソフトや周辺機器などを高額買取してもらいたいときも同様です。
ここまでで「じゃあ、うちにあるメガドライブやソフトはボロボロだし高額買取されなさそうだ・・・」と思った方。
まだ諦めないでください。
本体以外にも高く売れるものはありますし、業者によっては新品同様、品に劣っても高値で買い取ってくれるところがあるかもしれません。
知らないだけでプレミアの価値がある物を持っている可能性があるので諦めずにもう少し見ていってくださいね。
買取業者の選び方で運命が変わります
さあ、買い取ってもらう準備は出来ましたか?
ここで近くの中古ショップへ足を運ぶと、よほど運が良くなければ想像以上に安い値段を提示され、高額買取の為に準備を頑張った意味が無くなってしまいます。
「買取業者」はしっかりと選びましょう。
実はどこでも高値で買い取ってくれるわけではありません。
一口に買取業者といっても、取り扱っているジャンルが違うのはもちろんのこと、
買取方法が店舗持ち込みのみだったり、宅配対応してくれたり、対応の地域が違っていたりと様々です。
そして中には「レトロゲームの買取に力を入れている」業者も、もちろん存在しています。
せっかく持ち込んでも「漫画の買取に力を入れていますが、ゲームはあまり・・・」という業者では意味がないのです。
まとめ売りで査定額UP!
業者によってはまとめ売りすることで買取金額がUPするキャンペーンを行っていることがあります!
例えば30%UPだとしたら査定で100円だったものが130円になります。
これだと微々たるものだと思ってしまいますが、プレミア品だとしたらどうでしょう?
10000円の価値があったとしたら13000円です。
3000円はさすがに大きな差ではないでしょうか?
こういったキャンペーンを逃してしまうのはもったいないですね。
見つけた際は是非活用してみてください。
買取業者についてまとめているサイトを活用しよう
では「全部の業者に査定依頼しないといけないのか?」というとそういうわけではありません。
もちろん、それが1番高額で買い取ってくれる所を探すためにはベストだと思います。
しかし、「忙しくて時間が無い」「沢山ありすぎてわからない」、そんな人には是非活用して欲しいサイトがあります。
それは買取業者についてまとめているサイトです。
各業者によっての買取価格の相場を書いている所や、高額買取をしてくれる業者をまとめたサイト、高額買取に自信のある業者が運営するページではそのまま査定依頼に移動することが出来るものも、ネット上には多々あります。
こういったサイトは「調べたい商品名+高額買取」などで簡単に見つけることが出来ます。
自分で探さずとも、既に候補を絞ってくれているので時短にもなり是非活用してくださいね。
買取方法も含めて納得出来る業者にお願いしよう
買取の流れも色々
業者との相性は買い取ってくれる商品だけで決まるわけではありません。
「まだ考えることがあるのか・・・」と落ち込まないでください。
この相性が悪いと、せっかくの高額買取に水をさしてしまうかもしれません。
高く売れるなら多少の苦労は気にならない方は、高額買取のためのコツを実践するべく次へお進みください!
そうでない人はこのまま読み進めていってくださいね。
まず大事なのは買取方法です。
「店頭に持ち込みたいのか」
「宅配を利用したいのか」
「買取出張サービスを利用したいのか」
があげられます。
本体だけを買い取ってもらうにはどの方法でも特に問題無いかもしれませんが、ソフトもまとめて売る場合などには、宅配や出張サービスを使うのもありです。
また「宅配」の場合にはどんなものでも送料を業者が負担してくれる場合と、商品のジャンルや数によって送料がかかる場合がありますし、
他にも梱包キットを用意してくれる所や買取の事前申し込みの有無など、買取をしてもらうにも沢山のやり方が存在しているのです。
この事を知っているのと知らないのでは、自分に合った業者を見つける上で大きなことだと思います。
頭の片隅に置いておいてください。
オークションやフリマアプリもあり
ネット社会となった現代では自分で値段を設定して販売したり、オークション形式で買いたい人たちに金額を提示してもらうなどの方法を使う事も可能です。
大手フリマアプリで売れているメガドライブを調べたところ、商品の状態や箱に劣化が見られる物でも5000円前後~、周辺機器などの付属品がある等、多少の差があれど高額なものだと3万円近い値で取引されていました。
買取業者に頼むよりも手間がかかりますが、1つの手放し方の候補としてはありなのではないでしょうか?
高額買取の相場
本体編
相場の平均で言うと3,000円程度でしたが、確認した限りではメガドライブが15,000円、メガドライブ2が16,000円ほどで買取されているようです。
メガドライブ販売時の定価は21,000円でしたので、発売から30年以上経ったいまでも十分な価値があることがわかります。
また最安の買取価格は100円にも満たない額でした。
先にも話していますが、お願いする業者により雲泥の差が見受けられますので十分にご注意ください。
買取金額はほとんどの店舗は付属品完品の傷無し美品での買取金額となっているので、箱や本体の傷、汚れなどで大きく減額査定される可能性も考慮しておきましょう。
以外ですが、商品を保護するための袋や当時の応募ハガキなどが入っていない場合も減額されることがございます。
逆に新品で購入した状態に近いほど満額での買取価格に近くなることを覚えておいて下さい。
周辺機器編
周辺機器というのはケーブルなどで接続して使う機器の事です。
メガドライブでいう周辺機器はこちらです。
● メガドライブカートリッジ
● メガアダプタ
● テラドライブ
● メガアンサー
● メガモデム
● メガジェット
● 各種コントローラー、パッド
● マウス
● セガタップ
当時の定価と変わらぬ値段で買取されている物や、定価以上の価格で買い取られているものもありました。
メガアダプタを例にあげると定価4,500円の所が5,000円で買取されています。
本体やソフトだけではなく、このような周辺機器にも価値があります。
ソフト編
数多くのソフトがある中から特に希少価値が高く、高額買取されているソフトを3本紹介したいと思います!
「希少価値がある」という点で言いますと、当時人気だったものよりも逆に人気が無かった方が出回った本数が少なく価値があるように思います。
しかし当時から人気のあったソフトにも再び遊びたいという需要がありますよね。
一体どんなソフトが、どれくらいの値段で買取されているのでしょうか?
第3位 エリミネートダウン
買取価格:54,000円
1993年にソフトビジョンより日本・韓国のみで発売されたメガドライブ用ソフト。
異星人を相手に戦っていく横スクロールシューティングゲームがランクイン!
敵の行動パターンが決まっている為、覚えてクリアを狙っていくものですが、シューティングゲームとして非常に面白い作品となっております。
第2位 WWF-RAW
買取価格:192,000円
1995年にアクレイムジャパンより発売されたメガドライブのスーパー32X用プロレスゲームソフト。
遊べるモードが豊富な他、セガタップを使用することで4人同時プレイも出来るソフトとなっています。
ロムカセット版も販売されましたが、スーパー32X用が高額買取されているようです。
第1位 マキシマムカーネイジ 日本語マニュアル メガドライブ版
買取価格:230,000円
2位のWWF-RAWと同じく1995年にアクレイムジャパンより発売された、こちらが堂々の第1位に輝きました!
スパイダーマン、ヴェノム、カーネイジが登場するベルトスクロールアクションゲーム。
元々米国版ジェネシスのソフトでしたが、日本語マニュアル付きで販売されました。
中身は海外版とほとんど同じため英語表記ですが、英語が読めなくても楽しく遊ぶことが出来るというソフトになっております。
市場価格が50万に登ったこともあるソフトです。
国内出荷数は200~300本程度なのではないかと言われています。
マニアならコレクションとして手に入れておきたいソフトです。
持っているソフトはランクインしていたでしょうか?
ベスト3のみの紹介でしたが、数十万円にはならずとも当時の定価以上で買い取られている物は多数あります。
みなさんの家に眠っているソフトを是非確認してみてくださいね。
安心してください、それも売れます!
【〇〇のみ】でも売れます!
記事の冒頭で「付属品はなるべく付けましょう」「箱はボロボロでも付けてください」などと話させていただきましたが、
結果から言いますと、付属品が足りなくても売れるものがあります。
それはゲームソフトです。
なんとソフトは「ソフトのみ」だけではなく、「箱のみ」「説明書のみ」でも買い取ってもらえる場合があります。
ソフトなのにソフトなしなんて需要も買い取る意味もなさそうに思いますが、買い取ってくれる業者が確実にあるのです。
しかし買い取っていない業者もありますので、買い取ってもらえるのかは事前に確認が必要です。
「箱のみ」の買取価格は数十円から高くても200円程度。
「説明書のみ」は業者での買取価格は確認できませんでしたが、ヤフオクでは数百円~数万円で取引されていました。
また、説明書のみでも複数まとめて販売されていたものは3万円以上で落札されていました。
他にも例え業者では買い取ってもらえなくても、どこかに付属品だけを探している人がいる可能性があります。
ただのゴミとして捨ててしまう前に一度確認してみてくださいね。
ジャンク品ではダメですか?
長い間使っていなかったりすると、いつのまにか壊れてしまったり、電源は付くのに画面に映像が出ない、逆に音声が出ないなどの不調が現れたりするものです。
いざ売ろうと思ったはいいものの、動作確認でジャンク品であることがわかったらそれなりにショックを受けてしまいますよね。
安心してください。
ジャンク品も高額とは言えずとも買取してくれるところがあります。
そして業者によってはジャンク品の最低買取価格をブログなどで提示してくれているところもあります。
今回私の確認したRETROG(レトログ)さんでは最低でも500円で買取してくださるようです。
本体だけではなくコントローラーなどの周辺機器のジャンクも同様に買取してもらえる可能性がありますので、早まって捨ててしまわないようご注意ください。
フリマアプリ参考取引価格
もちろん、業者で買取してもらえることもありますが、買取価格が出ていないためその価値をイメージしにくいかと思いますので「世間ではどれくらいの価格で取引されているのか」の参考にして頂ければと思います。
「メガドライブ ソフト 説明書のみ」
最低価格:各300円
品名:CYBORG JUSTICE、X-MEN、CHAKAN他
状態:やや傷や汚れあり
最高価格:1,111円
品名:ベアナックル説明書のみ
状態:傷や汚れあり
「メガドライブ ソフト 箱のみ」
最低価格:各300円
品名:ソーサリアリアン、Jリーグチャンピオンサッカー
状態:傷や汚れあり
最高価格:540円
品名:ソニック・ザ・ヘッジホッグ
状態:目立った傷や汚れなし
今回調べた中に高額買取されているソフトはありませんでしたが、このような結果となりました。
プレミア品である場合は、もしかしたらソフトが無くても高値で取引される可能性は大いにあるかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
簡単にですがメガドライブやレトロゲームについて、
意外なものが高額で買取してもらえることや業者選びが大切なことなどもお話させて頂きました。
本体、ソフト、周辺機器をまとめて売った場合、そこにプレミア品がなかったとしても相当な金額になるのではないかと思います。
実は押入れの中は宝の山だったりするのかもしれませんね。
このレトロゲームブームはゲームが出続ける限り終わらないかもしれませんが、いつ何時、終わってしまうかもわかりません。
手放すことを検討した今、買取時期を逃さないようにしてみてはいかがでしょうか?
それではまた次の記事でお会いしましょう。