ドールは買取業界の中でも、需要の高い製品です。とはいえドールといえども様々な製品があり、売れやすさも異なるので、相場をチェックしておきましょう。
今回は、ドールの中でも人気の製品と紹介するとともに、買取相場や需要が高い秘密などについても紹介していきます。また、カスタム方法などについてもまとめています。ドールの買取を利用しようと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
まずは人気のドールをチェック
ドールといっても様々な製品がありますが、人気の製品はやはり比較的買取価格も高くなります。ということでまずは人気のドールの種類を見てみましょう。
プーリップ
プーリップは、韓国のデザイン集団「天上天下」によって作り出されたドールです。メーカーは「グルーヴ」というところで、サイズは1/6のみの1種類展開ではありますが、高い人気を誇ります。
プーリップの特徴は「人間に近い人形」であるということ。顔と体のバランスなども人間に近いものがあり、バランスが良いのが魅力です。細いあごに大きな目が付いているのが特徴で、「こんな風になりたい」という女性の気持ちを満たすことが可能。愛らしい表情を楽しむことができます。
プーリップの売値の相場は、8,000〜20,000円ほどです。ドールの中では比較的リーズナブルに手に入れることができるので、ドール初心者はまずこちらを集めてみるのが良いでしょう。サイズは1種類展開ですが様々な洋服を着せ変えることで、いろいろなファッションを楽しむことができます。
ブライス
ブライスの人形は、国内でも知名度の高いおもちゃメーカー「タカラトミー」から販売されています。ブライスの人形はプーリップと比較すると頭部が大きめに作られており、輪郭が丸く目も大きいのが特徴です。
種類が豊富なのも魅力のひとつであり、ウィンテージブライスやネオブライス、プチブライスやミディブライスなど様々なタイプがあります。
プーリップは8,000〜20,000円ほどで販売されていますが、ブライスの場合は10,000円台後半〜40,000円ほどと、元の値段も比較的高めです。そのため買取相場も高く設定されやすいという傾向にあります。
ブライスは後頭部にあるヒモを引っ張ることでアイチップを4色変更切り替えることができ、また交換をすることも可能。着替えやカスタムなどもしやすいので、自分だけのドールを作ることができるのです。
アゾンドール
アゾンドールはアニメ風の見た目をしているのが特徴です。基本的なドールの種類も複数あり、代表的なのは「えっくす☆きゅーと」と「ピコニーモ」の2つ。それぞれ12〜15cmほどの比較的小さいサイズも特徴です。
「えっくす☆きゅーと」はピュアニーモと呼ばれる形の人形を使用しており、他のドールと比較するとやや足が太めの設計になっています。サイズとしては25cmほどと一般的な大きさです。アニメのようなほのぼのとした雰囲気の顔立ちになっているので、アゾンドールのみを集めて楽しむという人もいます。
アニメ風のドールということで、過去には実際に様々なアニメキャラとコラボした作品も販売されています。例えば「けいおん!」や「まどマギ」「ラブライブ」などがあります。このようなコラボ製品は限定品であることが多く、希少価値が付いて価格が上がりやすいので買取にもオススメです。
ドールの買取相場
ドールを買取に出す際には、その買取相場が気になりますよね。ドールの買取相場は、作品やシリーズなどによっても様々なので、実際のところ一概には言えません。もともと人気がそこまでないものであれば100円台でしか売れないこともあるのです。人気があるものでも元の値段を考えると、数千円程度にとどまります。
ただ。限定版などプレミアが付いているようなものは数万円で売れることもあります。アニメや漫画とコラボしているものなども需要が高いので、高価買取が可能になる場合があるので、まずは買取業者の実績をチェックしてみると良いでしょう。
傷やダメージがあっても売れる
買取に出す場合には、商品の状態というのも重要なポイントとなります。もちろんキレイで傷一つない状態の方が売れやすいのは言うまでもありませんが、ドールの場合は傷やダメージがあったからといって買取不可になることはほとんどありません。
基本的に外箱が残っているのが基本の買取条件ではありますが、箱の状態が悪かったり、極端な話なかったりしても買取をしてくれる店はあります。また、パーツが揃っていなくても買取可能なところもあるので、まずは気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
ただ、そうはいっても箱やパーツが揃っていないものは、揃っているものと比較してどうしても買取価格が下がってしまうので、注意しましょう。ドールを購入したら出来る限り購入時そのままのセット内容で保管しておくことが大切です。
カスタムをしていても売れる
ドールの醍醐味として「カスタム」があります。カスタムの仕方についても後述していますが、「カスタムをすると売れないのではないか」と考えることもあるでしょう。もちろん、購入時のままの状態の方が売れるのは間違いないので、買取額も高くなります。
ただ、カスタムをしている製品であっても「売れない」ということはないのです。業者によっては買取をしているところもあるので、こちらもまずは概要などを確認しておきましょう。ただ、カスタムをしている製品は買取の際の減額の対象となってしまいます。
きれいにカスタムできている場合には逆に高く売れることもありますが、基本的には減額されることが多いので、そのあたりは頭に入れておかなければなりません。
ドールの買取専門店
ドールの買取を行っているお店はたくさんありますが、どこがいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこでここからは、おすすめの専門店を紹介していくので、チェックしてみてください。
もえたく
もえたくでは、萌えグッズの宅配買取を行っています。最短で当日査定も可能なので、思い立ったらまずは査定に出してみると良いでしょう。
もえたくでは様々なキャンペーンを行っているのも大きな魅力。例えば打った点数に応じてボーナスがあったり、愛情文を一緒に送ると買取額が上がったりというユニークなサービスもあります。また、15,000円以上の買取を利用すると1,000円アップするというものも。未開封の製品の場合は、買取額が10%アップする嬉しいキャンペーンも人気です。
多くの業者では開封済みの製品は減額の対象になってしまいますが、もえたくではそのようなこともないので、開封済みの製品の買取にもおすすめです。
Dolly Telia
こちらの業者は、ファッションドールの買取を専門に行っています。訪問買取と業者買取、店頭買取に対応しているので、自分の利用しやすいものを使うことが可能です。創業35年と実績のある業者で、業界トップクラスの高額買取をしているのも魅力と言えます。
トイズキング
トイズキングでは、全国に店舗があるので、どこに住んでいても利用しやすいのが大きなメリットです。専門のバイヤーが在籍しており、どこよりも高い査定に努めてくれます。20%買取アップキャンペーンなども行っているので、お得に利用することができるのも嬉しいポイントです。
買取コレクター
買取コネクターでは様々な製品を扱っていますが、ドールの買取に力を入れているのがポイントです。宅配買取では30%、出張買取では40%アップキャンペーンも行っているので、お得に利用することができます。
プロの鑑定士が在籍しており、他店の3倍以上の価格で買取を行ってくれるのが大きな魅力です。おまとめ査定で買取額アップというキャンペーンも行っており、全国どこでも利用することができるのもメリットと言えます。
ゲートナー
ゲートナーでは、10,000円以上の買取で10%アップのキャンペーンを行っています。基本的には宅配買取を行っており、店舗に到着した翌日から3営業日、7日以内には査定結果を出してくれるスピーディーな査定が魅力です。
開封品や箱なしの商品、組み立て済みの製品など、他の買取業者では断られてしまうようなものでも買取を行ってくれます。カスタムをしてしまって売れるかどうかわからないという製品についも、一度査定に出してみると良いでしょう。
ドールはなぜ需要が高いのか
数ある製品の中でも、ドールは売れやすい傾向にあります。そのため相場もなかなか下がりにくく、買取の適した製品と言えるのです。では、ドールはどうして需要が高いのでしょうか。
自分の分身にできる
ドールを購入する人は、「自分のできないことをさせて自分の夢を疑似体験で叶える」という目的を持っていることが多いです。つまり、「自分の分身」としてドールを購入するのです。いろい
分身というのはどういうことかというと、例えば自分には似合わないような服を着せてみたり、メイクをしてみたりというように、「こんなことをしたい」「あんなことをしたい」ということをドールで叶えようとするのです。女性は特にいろいろなファッションを楽しみたいという気持ちが強いので、ドールは良いアイテムと言えます。
ドールの形や表情は決まっていますが、目の色や形などはカスタムをすることで変えることが可能。また、洋服も多数販売されているので、自分の着たい服を着せてあげることもできるのです。服だけをたくさん集めている人も多くいます。
子育ての楽しさを味わえる
ドールを購入する人の中には、子育てを終えた女性も多くいます。このような人たちがドールに何を求めているのかというと、「子供を育てる楽しさ」ということが考えられます。子育てを終えたけれども、まだ誰かの世話をしていたい…というような人は、子供をドールに重ねているのでしょう。
また、子供を育てた経験がない人…例えば子供に恵まれない人などもドールを購入することが多いようです。女性の本能でもある「世話をする」という欲求を満たすことができるのが、ドールの需要を高める理由と言えます。
子育てを終えた世代や子育ての経験がない人の母性本能を満たすことができるのが、ドールの魅力。ただの着せ替え人形ではなく、自分のライフスタイルをより充実させることができるというのは大きなポイントです。
インターネットの普及で人に見てもらいやすい
ドールを持っている人は、自分の可愛がっているドールを誰かに見せたいと感じていることもあります。ただ、人を呼んでみてもらうというだけでは、満足できないということもあるのです。そのような場合には便利なのが、SNSの存在です。
SNSに投稿することで、不特定多数の人に自分のドールを見てもらうことができます。そのため、近年ではドールの需要が高まっているのです。
SNSでは様々な人のドールの写真を見ることができます。そして写真を見て「自分もこんなドールが欲しい」と思う人がたくさんいるので、ドールの需要というのは高まりやすいのです。そのため買取業者も力を入れていることが多く、高額査定キャンペーンなどが行われていることもあります。
ドールのカスタム方法
ドールは購入時の状態でももちろん可愛いのですが、ドール集めに慣れてくると「自分だけのドールを作りたい」と思う人もいます。ドールを自分好みに改良することを「カスタム」と呼ばれます。カスタムの方法は様々あるので、それぞれ紹介していきます。
着せ替え
ドールのカスタムで最もハードルが低いのが、着せ替えです。ドール用の服は多数販売されているので、自分の好きなものを選んで着せ替えることができます。服だけでなくアクセサリーなどもあるので、自分好みのファッションに仕上げることができるのです。
服やアクセサリーはお店に売っていることもありますし、個人で手作りしたものを売っている人もいます。そのためデザインなども豊富で、自分の好きなものを集めることが可能です。服などはメーカーが違っていても、ドールのサイズは似通っているものが多いので、違うメーカーの製品に使用することもできます。
ウィッグカスタム
ドールも毎日見ていると、髪型を変えたいと思うこともあるでしょう。着せ替えに少し慣れてきたら、今度はウィッグのカスタムに挑戦してみるのがおすすめ。髪型を変えるだけでも、新鮮な雰囲気になります。
ウィッグをカスタムするためには、2通りのパターンがあります。一番簡単なのは、そのままのもともとのドールの髪の上からウィッグをつけるというもの。ウィッグをつけるだけなので、初心者でも比較的簡単に髪型を変えることができます。
ウィッグがうまく被せられないという場合には、もともとの髪を抜いて上からウィッグをかぶせるという方法がおすすめです。髪を抜いてウィッグをかぶせるということで、髪の上からウィッグをかぶせるよりも自然に仕上がります。
目のカスタム
人間でもカラーコンタクトをつけることで顔の印象が変わるように、ドールも目の色を変えることでガラッと印象が変わります。髪型やファッションのカスタムができたら、今度は少し上級者向けのカスタムをしてみましょう。
目はドールの命とも言える部分。目のカスタムをする場合には、慎重に行いましょう。目のカスタムをする上では、まずヘッド部分を解体します。ヘッド部分を外すと目のパーツが入っているので、別のパーツに付け替えればOKです。
製品によっては、ひもを引っ張ることで目の色を変えることができるものもあるので、そういうものを選ぶのもおすすめです。
メイク
目のカスタムにも慣れてきたら、今度はメイクに挑戦してみましょう。メイクと言っても、目のメイクやチークを入れる程度であれば、簡単です。市販のコスメを使って、自分のメイクと同じようにメイクをしていけばいいのです。ただ、肌の質を変えたいというような大掛かりなメイクの場合には、一気に難易度が上がります。
ドールの人形はもともとの状態だと、基本的にツルツルで光沢があるものが多いもの。ただ、メイクをする上ではマットに仕上げたいということもあるでしょう。その場合には、肌にヤスリをかけたり、つや消しスプレーを使うなどしてマットに仕上げましょう。
ヤスリがけなどは初心者にとっては少し難易度が高いので、ある程度カスタムの経験を重ねてからにした方が良いでしょう。ただ、メイクができるようになると、人形をより自分好みにすることができるので、ドールの醍醐味をさらに強く感じることができます。
フェイス加工
メイクまでできるようになったら、最大難易度のフェイス加工にも挑戦してみましょう。これはドールを集めて様々なカスタムをした人でないと難しいので、まずは経験を積むことが大切です。難易度は最上級なので、初心者の人にはあまりおすすめできません。
フェイス加工では、あごをシャープにしたり唇の形を変えたりと、ドールの形そのものを骨格レベルで変えることが可能です。ただ、フェイス加工をするにはドールを削ったり盛ったりというような大掛かりな作業が必要になります。
フェイス加工をするためには専用の道具なども必要になりますから、他のカスタムよりもコストがかかります。ドールの収集や簡単なカスタムを楽しんだ後に、挑戦するのがベストです。フェイス加工ができるようになれば、ドールを自分に似せるなども可能になります。
まとめ
今回は、ドールの買取について紹介してきました。ドールは自分の分身として扱う人も多く、買取業界での需要も高まっています。ドールの種類によっても買取価格は変わってきますが、傷があっても買い取ってもらえるのが強みです。
新しいドールを迎えたり、あまりかまってあげられなくなったということでドールを買取に出そうと考えている人も多いでしょう。カスタムをしていても買い取ってくれる業者もあるので、少しでも高く売れるところを選んで買取査定に出してみましょう。