特撮系フィギュアとは?
特撮系フィギュアとは、特撮作品に登場するキャラクターのフィギュアです。
映画会社やプロダクションによって製作されたものが多く、子供だけでなく大人にも人気があります。
日本国内はさることながら海外にもコレクターがおり、日に日にフィギュアの価値は高まっています。
どんなフィギュアがある?
特撮系フィギュアには様々な種類があり、多くのシリーズが発売されています。
S.I.C.シリーズ
S.I.C.シリーズとは、デザインの美しさや造形技術の巧みさなどといった、
芸術美に焦点を当てたフィギュアシリーズです。
造形界のトップクリエイターである竹谷隆之氏や安藤賢司氏などによるプロデュースで、ニューマテリアル、ハイクオリティ、プレイバリュー、オリジナリティーの4コンセプトを共存させ、キャラクターフィギュアの新しい概念を構築したと言われている画期的なシリーズです。
「S.I.C.」は“Super Imaginative Chogokin”の略で、仮面ライダーをはじめとした石ノ森章太郎氏原作の作品を中心に、原型師独自の解釈で立体化したフィギュアを製作しています。
超合金という名前が入っているように、ダイカストパーツがアクセントに使われていますが、フィギュアの主な素材は軟質素材です。
“キカイダー00(ダブルオー)”のフィギュアが発売されて以降、イナズマンや仮面ライダー、ロボット刑事なども製作されました。
初期のものは、武器を付け替えることができる台座付固定ポーズフィギュアでした。
しかし、イナズマンではサナギマンとのコンパーチブルが、サイドマシーン付属のキカイダーでは関節可動が搭載され、次第に組み替え可能な可動フィギュアが主流になりました。
複数買うため換装ギミックは必要が無いというユーザーの意見を参考に、最近のフィギュアは組み換えで別形態になるというギミックが廃止されつつあります。
代わりにオーズの差し替えパーツで能力開放状態になれるといったように、差し替え部品によって劇中の能力を再現することができるような形に変わっています。
基本的にはディテールを楽しむもので、アクションフィギュアのように可動することはできません。
しかし、日々改良が続けられており、可動範囲は他のアクションフィギュアと同じくらいになってきました。
対象年齢が高く、細かいパーツが多いため、破損や紛失が多いことが難点です。
キャラクターに合わせ、シルエットやディテールを強調したアレンジになっています。
アレンジ具合も多様で、変わり具合が顕著なものがある一方で、ほとんどオリジナルのままのものもあります。
ウルトラアクトシリーズ
ウルトラアクトシリーズとは、バンダイから発売されている“ウルトラマン”のフィギュアシリーズです。
可動や造形美にこだわったデザインが特徴的です。
“ウルトラマンの可動フィギュアの決定版”を目指して開発されており、ほとんどウルトラマンシリーズのみで製作されてきました。
ウルトラマンのスーツのラインの自然さを追求した可動フィギュアシリーズで、過去に同社が発売していた”ウルトラ超合金”よりも自然なシルエットのポージングができます。
添付のエフェクトパーツで光線技などのシーンにも対応しています。
歴代のウルトラマンたちがラインアップされており、昭和のウルトラマン世代に人気が高いです。
特に人気なのは“ウルトラセブン”のフィギュアです。
先代ウルトラマンと異なるフェイスや西洋の鎧兜のようなシルバーのデザインなど、映画やテレビで見ていたウルトラマンセブンを楽しむことができます。
真っ赤なボディは劇中よりも少し筋肉質になっています。
手足や胴体はさることながら、つま先部分も可動するため、膝立ちポーズなども再現できます。
さらに、頭のアイスラッガーも取り外し可能です。
交換手首は両手4組と右手のみ2種の10種類です。
ワイドショット用のエフェクトや、アイスラッガー用のエフェクトパーツも付属しています。
スタンドの付属品はなく、アクション用のポーズを取らせたい場合は、別途スタンドを購入する必要があります。
また、“ウルトラレオ”のフィギュアも人気です。
マスクデザインは昭和期にテレビで活躍していたころのものと似ています。
取り外しはできませんが、ウルトラマントが変形したアームブレスレットもしっかりと装備しています。
両腕に装備しているレオブレスレットの再現度も高いです。
“きりもみキック”というウルトラマンレオの技も再現することができます。
“きりもみキック”とは、高速回転し、セブンのアイスラッガーを跳ね返す防御力と、同時に両者の角から強力なビームを放つ、攻防一体の奥義を見せるレッドギラス・ブラックギラス兄弟に対して放った技です。
S.H.フィギュアーツシリーズ
S.H.フィギュアーツシリーズとは、”可動によるキャラクター表現の追求”をテーマに、造形、可動、彩色とあらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズです。
キャッチコピーは“人型可動によるキャラクター表現の追求”で、TAMASHII NATIONSが企画開発し、BANDAI SPIRITSから発売されています。
同社が展開する“TAMASHII NATIONS”ブランドの一つでもあり、対象年齢が15歳以上で、中高生や以前リアルタイムで特撮を見ていた20代や30代がターゲットです。
2008年2月仮面ライダーV3が発売されて以降、限定品を含めると260を超える商品がラインナップされています。
前身である“装着変身シリーズ”の展開が2008年末以降止まっており、同シリーズの後継という立ち位置になっています。
元々バンダイでは、平成仮面ライダーシリーズを中心としたアクションフィギュアとして、”装着変身”シリーズが2000年代半ばまで展開されており、それがS.H.フィギュアーツシリーズの原型となっています。
この”装着変身”は、1980年代に流行した”聖闘士聖衣大系”などの”クロス玩具”の流れを汲み、素体となる人形にダイキャスト製のアーマーを着せ替えしてフォームチェンジを再現するものでした。
装着変身は、シリーズが進むにつれて、キャラクター性の再現度や関節可動を向上させるため、素体形状の互換性が薄れたり、頭部や手首の部位も差し替え式になったりなど、ファンの希望に沿って当初のコンセプトから大きく変わりました。
2008年にバンダイ内部で事業部の再編成があり、その際にコレクターズ事業部が装着変身の兄弟シリーズとして新たに立ち上げたのがS.H.フィギュアーツシリーズです。
シリーズの立ち上げに伴い、当時の装着変身で既に薄れていた着せ替え要素を完全に撤廃し、聖闘士聖衣神話や魂SPECなどで培った技術を使って、それまで以上にプロポーションや可動を重視するようになりました。
こういった経緯によって、装着変身の略でS.Hと考えられていましたが、実際にはSはSimple Style、HはHeroic actionの略称とされています。
また、フィギュアーツというのは、以前“SDガンダムフォース”の関連商品として展開されていた固定フィギュア”SD-FiGUART”に由来します。
こういった背景により、シリーズのラインナップのメインは仮面ライダーシリーズのような特撮作品ですが、特撮作品に限定していた装着変身とは異なり、東映アニメーション制作の作品に登場するキャラクターも扱われ、ジャンルの幅が広がっています。
他にも少年ジャンプ原作、藤子不二雄原作など、バンダイがスポンサーとして参加している作品の登場キャラクターのフィギュアも多くなっています。
フィギュアーツと同時期に展開され、深夜アニメやゲームを中心に様々な作品のキャラクターがラインナップされている”figma”とは対照的です。
2013年以降は俳優やアーティストのアクションフィギュアも、フィギュアーツブランドとして積極的に発売されるようになりました。
一部の商品においては、リニューアルされて造形や可動を修正して再商品化されたり、後続の商品でグレードアップ用のパーツが補完される事もあります。
2014年以降は“骨格から作る”をコンセプトに、ヒーロー本来の存在感とフィギュアとしての自然な可動の両立を追求した新製法“真骨彫”を採り入れた新シリーズも展開されるようになりました。
価格は初期は2,500円前後のものが多かったですが、最近は4,000円~5,000円となっています。
最近は公式通販サイト”魂ウェブ商店”による受注生産で商品が展開される事が多く、アニメキャラや特撮キャラクターはほとんど魂ウェブ商店で扱われています。
S.H.モンスターアーツシリーズ
S.H.モンスターアーツシリーズとは、“Simple style & Heroic action”をブランドコンセプトに、人型フルアクションフィギュアのフラッグシップブランドとして業界を牽引し続けているS.H.フィギュアーツで培ったアクションフィギュアの技術を使い、“怪獣”にフィーチャーしたアクションフィギュアシリーズです。
サイズはほとんどが統一されているS.H.フィギュアーツと比べると大小様々で、小型怪獣でフィギュアーツと同じくらい、スタンダードサイズで一回り以上大きく重い、大型怪獣は数倍もの大きさに達します。
その分造形や塗装は精巧ですが、価格も少し高めで1万円を超えるものも少なくないです。
人型可動フィギュアは、ジョイント部分が剥き出しであることで、ロボットやマネキンのように見えてしまう欠点があります。
しかし、モンスターアーツは怪獣ならではの凹凸のある皮膚を生かし、ジョイント部分を皮膚カバーで覆って上手に隠しています。
これにより、可動フィギュアでありながら固定フィギュアと同等のプロポーションを持たせることに成功しています。
ラインナップの多くが映画”ゴジラ”シリーズの怪獣で、ほとんどゴジラ怪獣専用ブランドのようになっていますが、特にそういう縛りがあるわけではありません。
ゴジラ関連の他には、ガメラやハリウッドモンスター映画として圧倒的知名度を誇るキングコング、エイリアン、プレデターなどがあります。
魂ネイションのイベントで“新世紀エヴァンゲリオン”の使徒や“マクロスF”のバジュラ、“ヤマトタケル(実写映画版)”の宇宙戦神のサンプル品が参考出展されていましたが、どれも正式に商品化はされていません。
2016年には派生ブランドとして可動に加え発光、音声、サウンドギミックを備えた“S.H.MonsterArts 輝響曲”が登場し、第一弾として”ゴジラ1989(ビオゴジ)”が製作されました。
特撮系フィギュアの買取について
特撮系フィギュアはつい衝動的に買ってしまうものです。
勢いで買ってみたものの、時間が経つにつれていらなくなったり、フィギュアを買いすぎて置くスペースが無くなったりして、処分に困っている方もいるのではないでしょうか。
いくらいらなくなったからといって、不用品回収に出したり、捨てたりするのはもったいないです。
特撮系フィギュアには高額な値段が付く可能性が高いため、必ず買取してもらいましょう。
新品の未開封品の買取
新品で未開封の特撮系フィギュアは必ず業者に買取してもらうべきです。
元の販売価格どころか、それ以上の価格で売れる場合があります。
フィギュア自体はもちろんのこと、箱やケースにも傷がなければ高額買取を期待できます。
中古の開封品の買取
中古の開封品でも買取してもらうことができます。
新品の未開封品よりは買取価格が低くなりますが、フィギュアの状態が良ければ悪くない価格で売れます。
開封品でも箱やケースが付属していれば、その分価格が高くなる可能性がありますので、確認してみてください。
箱なし品の買取
箱なし品でも買取してもらうことが出来ます。
新品の未開封品や中古の開封品よりはかなり買取価格が低くなりますが、売ることは可能です。
箱がなくてもフュギュアの傷や汚れが少なければ、十分買取してもらう価値があります。
買取店によっては破損していても買取してもらえるショップもあります。
箱がないから捨てるというのではなく、まずは買取に出してみることをおすすめします。
特撮系フィギュアの買取はゲートナーにお任せください
弊社、株式会社ゲートナーでも特撮系フィギュアの買取を行っております。
ゲートナーはフィギュアやキャラクターグッズなどを中心とした買取専門店です。
商品知識のある店長やスタッフがいるので査定も安心です。
無料の宅配キットも完備しておりますので、ご自宅からお荷物を送るだけで簡単に買取することができます。
査定歴5年の店長が査定し、価値があるフィギュアは高額で買取をさせていただきます。
大手の場合、忙しい時期は査定に時間がかかりますが、ゲートナーなら最短で到着翌日3営業日以内に、量が多くても7日以内に審査結果をお伝えすることができます。
弊社は、宅配買取と出張買取に対応しています。
宅配買取
宅配買取とは、不要になったお品物をご自身で梱包して発送していただき、こちらで査定及び買取をする方法です。
宅配買取を利用するメリットとしては、自分の都合に合わせて梱包と発送ができることや、鑑定士と顔を合わせずに取引できること、自宅の近くに買取業者がいなくても利用できることなどがあります。
一方でデメリットとしては、梱包と発送を自分でしなければならないことや、買取ができない場合着払いで返却されることがあること、出張買取よりも入金されるまでに時間がかかってしまうことなどがあります。
弊社で宅配買取をご利用いただく場合は、まずはお電話かLine査定、または無料査定申込フォームからお問い合わせください。
次に商品を発送していただきます。
運送業の指定はありませんので、ご都合のいい業者を利用してください。
その際に身分証明書(免許証/保険証/パスポートなど。捺印も忘れず)のコピーと、ホームページに掲載している買取申込み用紙をプリントし、必要事項を記入の上、段ボールに同梱して下さい。
商品が届きましたら、一つ一つ丁寧に査定させていただきます。
査定が終わりましたら、メールにて査定金額をお知らせいたします。
その後、査定額にご納得頂けましたらご指定口座にお振込み致します。
振込手数料は弊社で負担致しますのでご安心下さい。
出張買取
出張買取とは、弊社のスタッフがお客様のご自宅まで出張し、お品物の査定から支払いまでを行う方法です。
宅配買取を利用するメリットとしては、梱包したり発送したりする必要がないことや、目の前で鑑定士に査定してもらえること、査定から現金支払いまでが早いことなどがあります。
一方でデメリットとしては、鑑定士を家に入れる必要があることや、提示される査定金額を断るのが難しいこと、優良店は予約が取りづらいことなどがあります。
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次に買取希望商品の内容を確認し、担当者からお電話またはメールでご連絡致します。
その際、出張の日程などを確認させていただきます。
日程が調整できたら、当日お客様のお宅へ担当者がお伺いし、その場で査定させていただきます。
数が多い場合は商品をお預かりし、後日査定結果をお伝えさせていただきます。
査定金額に問題がなければ、買取申込書に必要項目をご記入頂き、その場で現金にてお支払いさせて頂きます。
特撮系フィギュアの買取には自信がありますので、是非ゲートナーの買取サービスをご利用ください。