・『アニメの放映が終わり、時期が過ぎたタイトルのフィギュアはキャラクター自体に人気があっても値段が低くなりやすい傾向にある。』
・『アニメに人気があり、フィギュア化されるキャラクターだとしても販売頻度が多い場合は買取金額が販売金額に対して他のフィギュアより安くなる傾向になるものも存在する。』
・『人気タイトルのメモリアルなタイミングや限定で販売されるフィギュアの値段は高い値段で買い取られる場合が多く、中には販売金額より高く買い取られるものもある』
・”損をしない、角川フィギュアの購入、売却の見極め方”
・まとめ
令和4年12月現在における角川フィギュアの買い取り相場について調べ、わかったことを記載していく。
主な点としては以下の三点である。
・アニメの放映が終わり、時期が過ぎたタイトルのフィギュアでもキャラクター自体に人気があるものは値段が高い傾向にある。
・アニメに人気があり、フィギュア化されるキャラクターだとしても販売頻度が多い場合は買取金額が販売金額に対して他のフィギュアより安くなる傾向にある。
・人気タイトルのメモリアルなタイミングで販売されるフィギュアの値段は高い値段で買い取られる場合が多く、中には販売金額より高く買い取られるものもある。
以上の三点が角川フィギュアにおける買取相場についてわかったことである。
以上この三点の詳細な理由を記していこう。
『アニメの放映が終わり、時期が過ぎたタイトルのフィギュアはキャラクター自体に人気があっても値段が低くなりやすい傾向にある。』
アニメというものにはどうしても”旬”というものが存在する。
そのアニメが放映されている期間、1クール(12話)のアニメなら約4か月、2クール(24話)のアニメなら約八か月である。
この期間を過ぎてしまうとそのタイトルをアニメから知るに至ったユーザーは興味を失ってしまう傾向にある。
そうなってしまうとフィギュアも例に漏れず、買取価格が下がってしまうようだ。
引用:『ラブライブ!サンシャイン!!』Birthday Figure Project 渡辺 曜「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/sunshine/4942330099834.html」(2022.12.06)
このフィギュアはアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する人気キャラ″渡辺 曜”の誕生日を一緒にお祝いするのをコンセプトに2018年4月に発売されたフィギュアである。
『ラブライブ!サンシャイン!!』は浦の星女学院という、全校生徒が100人にも満たずそのうえ、来年度の入学予定者0人。
これにより、統廃合の危機に瀕した浦の星女学院を救うために主人公の高海千歌は学校の中で9人の生徒と一緒にスクールアイドルを結成する話である。
このフィギュアになっている渡辺曜は主人公の高海千歌の幼馴染であり、千歌と一緒にスクールアイドルになる。
第一回センターポジション総選挙では第一位に輝いた。
しかし、アニメ二期の放映が2017年に終わり今、2022年12月現在、このフィギュアの中古市場における価格相場は販売価格12100円(税込)を大きく下回った買取価格になっている。
中には買取価格の約3割の4000円を掲示するところもあった。
引用:『りゅうおうのおしごと!』空銀子 ゴスロリVer.「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/ryuoh/4942330115619.html」(2022.12.06)
このフィギュアはアニメ『りゅうおうのおしごと!』に登場するキャラクター、空銀子がトレードマークのセーラー服ではなくゴスロリを着ているフィギュアである。
『りゅうおうのおしごと!』は将棋界最高のタイトル、竜王になった16歳の少年九頭竜八一のもとに女子小学生の雛鶴あいが押しかけ、成り行きで雛鶴あいを内弟子に迎え入れ将棋界で奮闘する話である。
この空銀子は14歳にして奨励会二段、女流タイトルである女王、女流玉座の二冠を保持する女流棋士である。
作中でも屈指の人気を博している。
このフィギュアもアニメ第八局「初めての大会」で無理やりメイド服を着させられたシーンを彷彿とさせるフィギュアでありながらも見出しに書いた例に当てはまる。
買取価格は販売価格13750円(税込)に対して平均して8000円と、世間の人気に対しては少し買取価格相場が低いものとなっている。
しかし最初に示した渡辺曜のフィギュアに対して、アニメの放映終了時期が一年の差しかないが大幅な”定価割れ”は起きてないようだ。
主な理由としてはGA文庫から刊行されている原作小説が未だに大人気であり、先日主人公の九頭竜八一の記録を藤井総太竜王(20)が超えるという現実離れを起こしたとして話題になった。
このようにアニメ放映終了後も原作小説の人気が絶えないというのは買取相場の価格下降を緩やかにしてるように思われる。
アニメが放映終了したフィギュアの買取相場はアニメの人気、原作の人気、そのキャラクターの人気度に大きく左右されると筆者は感じる。
アニメの放映終了から期間が空いたフィギュアの購入を考えられてる場合は先述の通り、アニメの人気、原作の人気、そのキャラクターの人気度を判断し適切な相場で購入してほしい。
また同様に、売却を考えられている場合は先述の三点に加えてそのタイトルが完結していないかをチェックしてほしい。
理由は簡単だ。
そのタイトルがもしアニメ制作が決定していたり、劇場版製作が決定しているのなら、またファンが増えそのフィギュアの買取相場が上がる可能性がある。
もしすぐの売却を急いでいないのなら、ぜひチェックしてほしい。
もしかすると今以上の値段で買い取ってもらえるかもしれない。
持っているフィギュアのタイトルに宣伝用のTwitter、web上の公式サイトがもしあるのなら、すぐにチェックできる状態にしておくのは効果的だと筆者は感じる。
『アニメに人気があり、フィギュア化されるキャラクターだとしても販売頻度が多い場合は買取金額が販売金額に対して他のフィギュアより安くなる傾向になるものも存在する。』
アニメによってタイトルが人気になると、やはりグッズが頻出するのは当たり前である。
もちろん、フィギュアも例外ではない。
筆者が調べてみると、アニメが二期、三期と作り続けられたり、原作小説が数百万部売れているタイトルはフィギュアが発売されているキャラクターや同じキャラクターでもポージング違いや、衣装違いなど様々な種類が出ている。
しかし買取相場の観点から見るとメリットばかりではない。
様々な種類が出てるということはそれだけ人気のポーズ、衣装が存在し、対して不人気なポーズ、衣装も存在する。
引用:Re:ゼロから始める異世界生活 レム添い寝Ver. 1/7スケールフィギュア「https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301801000371/」(2022.12.06)
こちらのフィギュア二つを見てほしい。
どちらも『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場するヒロインの一人、レムのフィギュアである。
ここで少し『Re:ゼロから始める異世界生活』について紹介しておく。
『Re:ゼロから始める異世界生活』は主人公のナツキ・スバルがコンビニの帰り道に突如、異世界に召喚され、その異世界で何者かに殺されてしまう。
しかしスバルは殺される前に戻っていることに気づく。
この「死に戻り」の能力を使い異世界で戦う、異世界アドベンチャーである。
機会があれば是非見てほしい。
ここには書けない魅力がたくさんある。
このレムも物語を彩る魅力的なキャラクターであり、絶大的な人気がある。
このフィギュアもそのレムが添い寝をしているというなんともセクシーなフィギュアである。
販売価格は13200円(税込)であるが買取相場はこのセクシーからは思いもしない6000円付近の買取相場であり低いものとなっている。
こちらも見てほしい。
引用:『Re:ゼロから始める異世界生活』レム 浴衣Ver.【リペイント】「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/rezero/4942330129579.html」(2022.12.06)
このフィギュアも同様にレムのフィギュアだが、こちらは浴衣を着た可愛らしいものになっている。
販売価格は15180円(税込)である。
しかしこのフィギュアは添い寝のポーズをとったレムに対して、買取価格は平均14000円付近とかなり高い水準を保ち続けている。
筆者としては購入して思う存分飾り、十分に眺めた後に売却した後でも9割以上の金額が返ってくるのは嬉しいものである。
ただ同じキャラクターで、大きく販売価格も変わらないのにもかかわらず、買取相場でここまで違うのは驚いた。
筆者が思うに大きく買取相場が異なる理由は主に二つある。
一つ目は”飾りやすさ”だ。
やはりフィギュア最大の楽しみは自分の近くに大好きなキャラクターを自分の手元に置くことである。
買取相場が高い、浴衣を着たレムは大きさも230㎜と大きく、机に置くことを仮定すると見やすい位置にキャラクターのかわいい目線が来やすいように思われる。
対して添い寝をしているレムは横の長さは275㎜と大きいが飾るとなると、横幅が大きいこともあり飾りにくいように思われる。
同タイトルの中に同じように添い寝をしているレムと双子のラムのフィギュア13200円(税込)が存在しているが同様に買取相場は5400円付近と低いものだった。
二つ目は”躍動感”だ。
もちろんフィギュアは動かないものだが、動きそう!と思わせるポージングは買取相場を高く保つのに必須のように思われる。
添い寝のレムも、もちろんセクシーで眺め続けられるフィギュアだが浴衣を着たレムと比べるとどうしても動きが少ないように思われる。
筆者としても、もし自分が買うなら浴衣を着たレムを飾ってみたい。
ただ、たくさん種類が出ているということはそれだけ自分好みのポーズを選べるという大きなメリットも存在する。
是非、自分の好きなキャラクターを選んでみてほしい。
『人気タイトルのメモリアルなタイミングや限定で販売されるフィギュアの値段は高い値段で買い取られる場合が多く、中には販売金額より高く買い取られるものもある』
人気タイトルの中には長い年月をかけ、人気を培い、その地位を不動のものにしている作品が存在する。
そのタイトルにはメモリアルなタイミングが必ず存在する。
そのタイミングで販売されるフィギュアは造形も美しく、我々ファンを飽きさせることはない。
そういうフィギュアは需要も高く、買うタイミングを逃してしまった人の購買意欲が高いこともあり買取相場が高い水準で保たれることが多いように思われる。
引用:すーぱーそに子 10th Anniversary Figure Birthday Party Ver.「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/sonico/4942330087893.htmll」(2022.12.06)
このフィギュアはすーぱーそに子という株式会社ニトロプラスのイメージキャラクターであり、このキャラクターが2016年10月14日にデビュー10周年を迎え、それを記念したアニバーサリーフィギュアである。
このフィギュアの販売金額は15180円(税込)でありながら買取相場は25000円と1万円近くのプレミアがついている。
『アニメに人気があり、フィギュア化されるキャラクターだとしても販売頻度が多い場合は買取金額が販売金額に対して他のフィギュアより安くなる傾向になるものも存在する。』でも書いた通り、このフィギュアにも躍動感が感じられた。
少なからずこの点もプレミアがついた要因だと筆者は考える。
引用:【限定版】 『この素晴らしい世界に祝福を!』 アクア スニーカー文庫30周年記念Ver. 1/7スケールフィギュア KADOKAWAスペシャルセット「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/knsb/4935228239795.html」(2022.12.06)
このフィギュアも見てほしい。
これは『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するヒロインの一人、「アクア」のフィギュアだ。
『この素晴らしい世界に祝福を!』は、不慮な事故で命を落としてしまった引きこもりで高校生の佐藤和真(カズマ)は異世界に転生されてしまい、そこで出会う女神アクア、爆裂魔法しか使えないめぐみん、攻撃が当たらない騎士、ダクネスと共に魔王打倒を目指す異世界アドベンチャーである。
アニメ二期、劇場版1作品があり話もリズムよく進むため、比較的見やすいタイトルである。
是非一度見てほしい。
このフィギュアもアニメ中のアクアの元気いっぱいな姿を彷彿とさせる、”躍動感”満載でこのフィギュアも買取相場が販売価格18843円(税込)を大きく上回り、平均買取価格30000円と大幅なプレミアついているようだ。
このフィギュアも『人気タイトルのメモリアルなタイミングや限定で販売されるフィギュアの値段は高い値段で買い取られる場合が多く、中には販売金額より高く買い取られるものもある』の例に当てはまっており、原作を出版している、角川スニーカー文庫の30周年を記念して販売されたものだ。
引用:【限定版】『この素晴らしい世界に祝福を!』めぐみん スニーカー文庫30周年記念Ver. 1/7スケールフィギュア KADOKAWAスペシャルセット「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/knsb/4935228239788.html」(2022.12.06)
このフィギュアも同じ『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するヒロインの一人である、「めぐみん」のフィギュアだ。
アニメ中のめぐみんのあどけない表情や、服のしわなどがリアルに表現されており今にも動き出しそうな魅力的なフィギュアだ。
このフィギュアも、アクアのフィギュアと同様に角川スニーカー文庫の30周年を記念して販売されたものだ。
販売価格17824円(税込)に対して買取価格相場は23000円と5000円近くのプレミアがついて買い取られているようだ。
上のフィギュアはどちらも原作が刊行されている出版社の周年記念で発売されたものであり、もちろん出版社はほかにも存在する。
こちらのフィギュアも見てほしい。
引用:【限定版】 『デート・ア・ライブ』 時崎狂三 ファンタジア30周年記念Ver. 1/7スケールフィギュア スペシャルセット「https://kdcolle.kadokawa.co.jp/product/date/4935228239368.html」(2022.12.06)
このフィギュアは『デート・ア・ライブ』というタイトルに登場するヒロインの一人「時崎狂三」を富士見ファンタジア文庫から刊行されている、原作小説11巻の口絵で描かれた、5年前の世界で主人公・五河士道が出会った狂三のイラストを元に立体化されたものだ。
『デート・ア・ライブ』とは、富士見ファンタジア文庫より2011年3月から刊行されているライトノベルである。
謎の生命体・精霊の出現により起こる大災害・空間震が発生するようになって、約30年が経った世界を舞台に妹の五河 琴里と二人暮らしの高校生、五河 士道は精霊災害に遭い、逃げ遅れ避難シェルター入れずにいると、精霊と出会ってしまう。
そして、琴里から、自分が精霊と交渉して、世界と精霊両方を救うことのできる存在であることを知らされる。
しかし、その方法は「精霊とデートして、デレさせる」というものだった。
この時崎狂三もアニメ1期『デート・ア・ライブ』7話から登場するキャラクターで、妖艶で魅力的なルックスを武器にし主人公の五河士道をたぶらかそうとする小悪魔である。
現在アニメ4期、劇場版1作品がある大人気タイトルだ。
フィギュアにもなっている時崎狂三の他にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場する。
機会があればぜひ見てほしい。
このフィギュアは原作小説が刊行されている富士見ファンタジア文庫の30周年も記念して制作されたものである。
販売価格18843円(税込)に対して買取価格相場は21000円と3000円のプレミアがついている。
他の周年記念で作られたフィギュアと比べると、少しプレミア度が低いように見える。
筆者が思うにその理由は二つある。
一つ目は原作小説が既に完結してしまっているというのが大きいように感じる。
好きなタイトルの完結というものはファンなら誰もが知りたい内容であり、来てほしくないものだ。
悲しいことに完結というのは買取相場に大きく左右するようだ。
忘れがちだが、買取相場というのは需要が高ければ高いほど、買取相場も高くなる。
新たにそのタイトルを知る機会に恵まれた新規のファンが「好きになったキャラクターを手元に置きたい」という感情から既に発売し、売り切れているものを中古市場から購入する。
このような流れに至った人が多くなると買取相場は高くなる。
その新規ファンがそのタイトルを知るタイミングというものは様々だが大きく分けて3つだ。
一つ目は友人から教えてもらい、知るということだ。
これは完結してるのかは大きく関係しないのだが、普段からアニメを見ている友人が周りにいる人間でないと知るのは難しいように感じる。
二つ目は本屋での平積みだ。
主に新刊が発売するタイミング、完結のタイミングで目に触れる機会が多いように思われる。
しかし、完結してしまうと、その後、エンドコンテンツのようなものが発売されない限り、新たなそのタイトルを知らない、また知ってはいるが興味がなかった人間がファンになる機会は、日がたつにつれて少なくなっていく。
フィギュアの売却を検討されている方は『アニメの放映が終わり、時期が過ぎたタイトルのフィギュアはキャラクター自体に人気があっても値段が低くなりやすい傾向にある。』でも書いたように、そのフィギュアのタイトルに続きがあるかをよく確認してほしい。
三つ目はアニメ放映開始、続編制作決定のタイミングだ。
やはりこのタイミングでの新規ファンの増加は多い。
今まで文章の中であったり、ゲームの中のみにしか存在していなかったキャラクターが、アニメとなり声優さんによって命が吹き込まれ、人々の感動を誘う。
以上のタイミングで新規ファンを獲得し、そのファンが特定のキャラクターのフィギュアを欲しその需要が集中することで買取相場の上昇を引き起こすのである。
”損をしない、角川フィギュアの購入、売却の見極め方”
角川フィギュアの買取相場は、大多数が販売価格を下回っているように感じた。
もちろん『人気タイトルのメモリアルなタイミングや限定で販売されるフィギュアの値段は高い値段で買い取られる場合が多く、中には販売金額より高く買い取られるものもある』に示した通り、中にはプレミアがつくものも存在する。
基本的にフィギュアを購入する方は後に売却することを考えて購入する人は少ないと思われる。
ただ、この記事を読まれている人の中で飾って、売却する時も損が少なく長期間飾り続けても値段が下がりにくいフィギュアの見極め方を紹介しようと思う。
・フィギュア自体が大きくて、動きがあるフィギュアは買取相場が下がりにくい。
『アニメに人気があり、フィギュア化されるキャラクターだとしても販売頻度が多い場合は買取金額が販売金額に対して他のフィギュアより安くなる傾向になるものも存在する。』にも書いた通り、
動きがある、つまり躍動感がありフィギュア自体が大きいことは買取相場が下がりにくいことに関係してるように感じた。
大きくて、動きがあるフィギュアは平均して販売価格も他の角川フィギュアに比べると高い値段設定であり、少し手が出しづらいように思うが、その分迫力と魅力はたくさんあり長い間飾って楽しめるということだ。
・有名声優が声優を担当しているフィギュアは買取相場が下がりにくい。
原作からアニメ化が決定し、そのキャラクターの声優が決定し、そのフィギュアが発売された時そのキャラクターをどの声優が担当しているかはチェックしてみてほしい。
有名声優にはその声優の声が聞きたくて、アニメを視聴するファンを抱えてるケースが存在する。
有名声優が声優を担当するだけで、そのアニメが知られるタイミングは増える。
この点が買取相場にも影響するように感じた。
・原作小説の売り上げ、閲覧数が多いフィギュアの買取相場は下がりにくい。
基本的にアニメ化するタイトルというものは、原作小説の売り上げが好調だったり、投稿サイトの閲覧数が好調なものである場合が多い。
それだけのたくさんのファンをアニメ化される前から抱えているタイトルが、アニメ化によってさらにたくさんのファンを獲得するのは自明である。
筆者が思うにこの点に当てはまるアニメの中には圧倒的な魅力と人気を持つキャラクターが生まれる場合が多いように感じる。
そのキャラクターがフィギュア化される場合においても、幅広い年齢層のユーザーが”飾りたい”と感じ、購入希望者が殺到する。
昨今の角川フィギュアはこの需要高を機敏に感じ取り転売目的で買う人間も多いため、最初はプレミアがつく場合も存在する。
このようにプレミアがつくフィギュアは、なかなか需要と供給の均衡が保たれるまでかなり時間を要する場合がある。
筆者の感覚では〜三ヶ月で落ち着く場合が多いと感じている。
買取相場に関して言うと、この例に当てはまるフィギュアを購入できた人は「せっかく購入できたのに相場が下がりすぎ…」と感じている人もいるのではないだろうか。
しかしあくまで買取相場の観点から見た時の話だが、大幅な”定価割れ”が起きることは少ないように思われる。
筆者が思うに理由は主に買えなかったファンの存在である。
飾る目的以外で買う人間がいるのと同時に、そのキャラクターが大好きで、自分の手元に置いて飾りたかったのに買えないファンも存在するのである。
このようなファンがとるべき行動の代表例は中古市場でそのフィギュアを購入するか、再生産を待つかのどちらかに収束するように思われる。
ただ、買えなかったファンの多くは、すぐにでも大好きなキャラクターを手元に置きたいと考え身近なショップやサイトに入荷しないか虎視眈々と狙っているように思う。
この例に奇しくも当てはまってしまったファンへ朗報がある。
法外な金額で売られているフィギュアを買うのではなく、是非一度根気強く待ってみてほしい。
転売目的で買っている人間はそのフィギュアに対する愛を持ち合わせていないためすぐに手放してしまうことが多い。
是非そのタイミングで購入し、思う存分フィギュアを愛でてあげてほしい。
このファンがいることによって転売目的で買った人間が手放したものが中古市場に大量に放置されることがなく、買取相場を支えている。
結果として大幅な定価割れは起きないというわけだ。
以上の点を踏まえフィギュアの購入、売却を考えてみてほしい。
フィギュアは安くない金額を払って購入するものである。
この記事を読んでくれた方はなるべく損をせずにフィギュアの購入、売却をしてほしい。
フィギュアを最高の状態で手元に置き続け、もし仮にそのフィギュアを手放すことを同時に考えており、その時の最高水準の買取相場で買い取ってもらえる夢のような方法がある。
それはフィギュアを買ったときに入っていた箱から出さないことだ。
まとめ
今回は令和4年における角川フィギュアの買取相場について筆者が調べて分かったことをまとめてみた。
一つ一つ具体的に記したため、わかりにくくなってしまった可能性があるので以下に角川フィギュアの買取相場における注視して見るべきリストを買取、売却に分けてまとめてみた。
ぜひ活用してほしい。
角川フィギュアを購入したい場合
・そのフィギュアは発売されて経った経過年月
(時間がたっているもので中古販売価格が新品販売価格に近いものは一度買取価格相場を見る)
・そのフィギュアが出てくる作品が近いうちにアニメ続編、劇場版の制作決定していないか
(もし続編制作が決定している場合、価格相場が上がる可能性がある)
・そのフィギュアが出てくる作品の完結が決まっていないか
(完結が決定している場合、価格相場が下がる可能性がある)
角川フィギュアを売却したい場合
・そのフィギュアが出てくる作品が近いうちにアニメ続編、劇場版の制作決定していないか
(もし続編制作が決定している場合、価格相場が上がる可能性がある)
・そのフィギュアが出てくる作品の完結が決まっていないか
(完結が決定している場合、価格相場が下がる可能性がある)