(以下ファミコン)
今も尚、多くのファンに愛され続けているこのゲームは最新のゲームコンテンツの中でも利用されています。
例えばニンテンドースイッチのオンラインショップで無料で配布されてたり、スマホアプリで安価で購入出来たり、プレイできる環境はたくさんあります。
しかし、発売されて当時のファミコン本体で遊ぼうとしても劣化が進んでしまっていたり、 必要な付属品が紛失してしまっていたり、 そもそも今のテレビに対応していなかったりと多くの問題点が出てきますね。
プレイすることをあきらめて
「もう売ってしまおうか・・・でもどうせお金にならないだろうし・・・」
と思っているそこのアナタ!
とんでもございません!
ファミコンはコレクションとしての価値も高くモノによっては、 数十万円もの価値があることもある立派な「商品」です。
今回はそんなファミコンを買取してもらう際に何に気を付けておけばより高値で売ることが出来るかをご紹介していきたいと思います。
①ファミコンの買取が高い理由
ファミコンには未だに根強いファンが多く、 ゲーム内容はもちろんですが、 子どものころに買ってもらえなかった30代40代の大人を中心に、 コレクションとしての楽しまれています。コレクションされる理由として、 ファミコンをはじめとするレトロゲームの価値は当然生産終了しているため、 今後レトロゲームの数は減るばかりで希少価値は常に上がり続けていることもあります。
中には抽選商品で世界に数個しか存在しないものや、 当時は人気がなくてほとんど商品化されなかったものなど、 今手に入れようとしてもなかなか探し出すことが出来ないものもたくさんあります。
発売されて40年近く経過しようとしているわけですから、 新品に近い状態で残っていたりすると・・・ファンにはたまりませんね。
なので今でも状態よく保存されているものは特に高い値段で取引されていますし、 数が少ないレアものなら驚くほどの高額です。
最近ではニンテンドークラシックで復刻されたことで話題になりましたし、 ニンテンドーオンラインで遊べるようにもなりました。
メディアでもよく紹介されるようになり、 当時ファミコンで遊びまくっていた世代の方たちが、それを見て興奮しないわけありません。
今の最新ゲームにはない独特の楽しさやなつかしさから、 こどもの頃に買えなかったソフトを、 金銭的に余裕が出来た今買って楽しむといった感じでしょうか。
コレクションされている方も当時ファミコンを、 プレイされていた世代が多く、 何度も買いなおした方とかもいらっしゃるんじゃないでしょうか?
一種の麻薬みたいなものですね(笑)
ゲートナー_ファミコンソフト買取価格リスト
②ファミコンを売るときに注意すること
さて、いよいよ本題に入っていきます。どうせ売るなら高く買い取ってもらいたいとおもいませんか?
そんなアナタに高く買い取ってもらう秘訣を伝授いたします。
『必ずクリーニングをする』
長年プレイしていたり、 押し入れなどで保管されていたりするとかなり商品が傷んでしまったり、 汚れてしまっていたりするので綺麗にしておきましょう。ファミコン本体のやソフトは表面の汚れを綺麗に落とし、 ゲームカセットの差し込み口などは綿棒でキレイにしましょう。
コントローラーは特に直接手に触れることが多いので、 ちょっとした溝に手垢などが詰まってしまいます。
水に薄めたアルコールで汚れを浮かして、 つまようじや使い古しの歯ブラシで綺麗にしてください。
もし封が開いていないものがあるなら、 加工されているフィルムを軽く拭き上げるくらいにしましょう。
汚れているからと言って絶対に封を開けないようにしてください。
それだけで価値が大幅に落ちてしまいます。
『付属品はちゃんとそろえておく』
先ほども少しお話ししましたが、 ファミコンは非常にコレクション要素が高いです。なので欠品などがあれば価値が下がってしまいます。
子どものころに買ってもらったようなものだとすれば、 全部キレイに残しておけることが奇跡なのかもしれませんが、 箱や説明書、ケーブル類などをすべて揃えておくことができていれば、 買い取る側も気持ちよく買い取ることが出来ますし価値がぐんと上がります。
新品に近い状態が一番高く買取されます。外箱・内箱・説明書はもちろんですが、ソフトが入っているビニール袋、チラシ、マップ、はがきなど 元々付属していたものは忘れずに入れておきましょう。
もちろん本体、コントローラー、ソフトの箱がなくても買い取ることはできますが、 査定額に影響は必ず出てきます。
なので箱や説明書がバラバラになっていて探すのが面倒くさくても、 ちゃんと1セットにして買い取ってもらうようにしましょう。
『事前に買取相場を調べておく』
このネット社会において、 調べることの出来ない情報なんてそうそうありませんので 自分が売ろうと思っている商品の「買取相場」は把握しておいたほうがいいと思います。もちろんお店それぞれで集めているものや在庫状況などで変わってきますが、 参考までに。。。というところですが、 実際に買取してもらうことになる場合はその商品の価値が分かっていないと損をしてしまったりしますので準備は万端にしておきましょう。
さらに高く買ってもらうための交渉材料になることもありますので、 知っておくことで損はありません。
『売るときは必ずゲーム専門店へ』
売るといってもどこに売ればいいかわからない人もたくさんいると思います。まず、買い取ってもらう一番重要な条件として、 そのお店がゲーム専門店もしくはレトロゲームの取り扱いがしっかりしているか どうかです。
買い取ってもらうだけならどんなリサイクルショップなどでも構いませんが、 どうせなら高く買い取ってもらいたいですよね。
査定してもらうスタッフがそもそも知識がなければ査定価格も信用なりませんし、 商品を雑に取り扱われることもあります。
ファミコンの価値はどんどん上がってきているので、 知識のある専門のお店に査定を出すことをオススメします。
③ファミコン本体編
初代赤白ファミコンが発売され, その後も多くの後継機が発売されました。 それらもそれぞれ価値のがあり、 買取してもらう際に注意しなければならない部分がありますので、 4つ例にあげてご紹介します。『初代ファミコン』
1983年生まれの”キングオブゲーム”ファミコン。ゲーム好きでこの機種を知らない人はまずいないレベルの名機ですが、 残念ながら今のテレビに繋いで遊ぼうと思っても対応しておらず遊べません。
ブラウン管テレビをお持ちであればつなげて遊ぶことが可能ですが、 まだお持ちの方はあまりいらっしゃらないと思います。
ビデオデッキやレコーダーなどを経由することによって、 地デジ専用のテレビでも遊ぶことが出来ますが、 なければ3色ケーブルが対応しているニューファミコンをオススメします。(笑)
なのでこちらは完全にコレクション商品として扱われますので、 いかにキレイな状態で残っているかです。
新品の物ともなるとかなりの高額で取引されています。
『ディスクシステム』
1986年にファミコンの周辺機器として発売されたもので、 独立して遊ぶことは出来ませんがこちらもディスクを起用した画期的な商品です。初代ファミコンと連結して遊ぶことが出来る商品なので、 今のテレビには対応していません。
更にこのディスクシステムは内部に”ウレタン製平ベルト”というゴムのようなものが組み込まれており、 新品の物であっても経年劣化でほぼ切れてしまっています。
こちらもコレクションとして商品化することが多いのですが、 ”ウレタン製平ベルト”を交換すればディスクを読込むことができます。
昔遊んでいたディスクシステムをお持ちならベルトを交換しておくだけで買取査定額が変わってくるかもしれません。
※ディスクシステムのベルトの交換の仕方のリンクがあれば欲しいです。
『ツインファミコン』
シャープより1986年にリリースされたファミコンとディスクシステムが一台で遊べてしまうというお得な機種。なぜかファミコンとディスクシステムを合わせて買うよりちょっと高いという謎の価格設定でした。
小さいころよく遊んでいた友達が、 ツインファミコンだったのでうらやましがってたことを覚えています。
ツインファミコンには前期・後期とで本体の作りがすこし違い、 後期の方はコントローラーに連射機能が付いています。
一般的に後期の本体の方が買取金額は高く設定されているイメージです。
ディスクで遊ぶためにはディスクシステム同様破損したベルトを交換しなければならないので、 未開封の場合でなければ交換することで査定額もアップするかと思います。
※ディスクシステムのベルトの交換の仕方のリンクがあれば欲しいです。
『ニューファミコン』
1993年に任天堂よりリリースされたいわば初代ファミコンのモデルチェンジ版ですね。一番の特徴はなんといってもRFスイッチ(映像ケーブル)が3色ケーブルになったこと。
今現在のテレビでも3色ケーブルに対応しているものは多く存在しますので実機で遊べます。
こちらはコレクションというところより現役でプレイしたい人に重宝される機種なので、 状態や付属品などで多少は変わりますが、 買取は安定して高いものとなっていることが多いです。
任天堂が作ったオリジナル機種なので他社の互換機とは違い、 ソフトに起動率もほぼ100%なので需要は高いですね。
しっかりとクリーニングをして付属品をそろえておけば高く買い取ってもらえます。
『ファミコン周辺機器』
様々なソフトで楽しめるファミコン専用の周辺機器も多く発売されましたが、 今見てみたら何でこうなった?状態の物が多いです。(笑)そこが面白かったりするですが。。。特に紹介するほどのものはありませんが、 今現在では使用できる状態で手に入れることは不可能と言われているものもたくさんあり、 奥が深いです。
本体同様、状態がいいものは高額で取引されているものが多いです。
④ファミコンレアソフト編
ファミコンといえば、 のちに名作として長く愛される超有名タイトルを多数生み出した名機ですが、 そんな元祖なソフトたちもどんどんプレミア化が進んでいます。レトロゲームと称されるものたちは同じものが再版されることはありませんので、 数は減っていくばかり。
そこに懐かしさやコレクター要素が加わり今は空前のブームとなっています。
ただ高く売れるものが名作に限ったものではありません。
プレミア化するものの大半は流通数が関係するものが多いので、 その当時に詳しい方ならば
「このソフトがこんな値段になるの!?」
と驚かれる方も多いかと思います。
ファミコンの本体同様にROMはもちろん箱説明書など全てキレイに残っていれば、 それだけで数十倍も高く買い取ってもらえる場合がありますので、 キレイにして揃っていたらラッキーですね。
今回はそんなプレミア化が進むファミコンソフトの中から、 高額な値段がついているタイトルを5つ挙げて紹介させていただきます。
『サマーカーニバル92 烈火』
当時は理不尽な難易度の高さでリタイアするプレイヤー続出。後期発売ということもあり出荷本数も少なく、 いわゆる「クソゲー」と言われる部類にあったそうですが、 のちにゲームシステムが評価され今ではとんでもない価格で取引されています。
「最も難しいシューティングゲーム」と言われるほど難易度を、 一度試してみたいと思ってしまうのは私だけでしょうか。。
『高橋名人の冒険島4』
”1秒間に16連打”で知られる当時のゲームの神様高橋名人のファミコン最後のタイトルソフトです。ファミコン時代最後の発売となったこともあり出荷数もわずか。
ゲームの内容は人気シリーズだけのこともあり、 素晴らしい物なので両方の意味でプレミア化して来ています。
『魂斗羅』
アーケード版からファミコンに移植した名作シリーズの第一作目。操作性も高くゲーム内容もクオリティが高いです。
こちらもファミコン時代の後期に発売され出荷数も少ないのですが、 トータルの評価が高いのでプレミア化しています。
余談ですが次作となるスーパーファミコンの 「魂斗羅スピリッツ」 は死ぬほどやりこみました。
「バイナリィランド【ゴールド版】」
当時のハドソンに勤めていた社員の結婚式の引き出物で配られたというソフトです。数自体も式に参加している人数分だと考えたら少ないですよね。
通常版と違い登場キャラの名前が変わっています。
存在する数がそもそも少ないのでこちらも数十万での取引が確認されています。
「キン肉マンマッスルタッグマッチ【ゴールド版】」
全国8か所で行われた大会の優勝者にのみ配られた世界で8個しかない伝説的なソフトです。同タイトルで色違いの物は多数存在するのでプレイされた方は多いかと思いますが、 なんといっても圧倒的な希少価値度。
保存状態がいいものであれば100万円程での取引もありえます。恐ろしい。。
上記で紹介したタイトルは希少価値が高いものなので、 あまり一般的なものとは言えません。
なのでもっとなじみのあるタイトルから掘り下げていきましょう。
「コナミから発売されたタイトルは比較的に価値が高い」
当時コナミが作る作品は、 グラフィックのクオリティが高かったり、 BGMの評価がよかったりと昔から人気が高く総じて買取金額が高い傾向にあります。例に挙げると、
「悪魔城ドラキュラシリーズ」
「ツインビーシリーズ」
「ゴエモンシリーズ」
などが挙げられます。
その後も人気タイトルとして愛され手続ける物ばかりですね。
どれも操作性がよく当時でもそのスムーズさが好評でした。
「マリオ、ロックマンシリーズなどの完品は意外と高い」
人気タイトルで出荷本数もかなり多いですが、 箱、説明書付きの美品は比較的高い金額で買い取ってもらえます。ロックマンは大きな紙が説明書となっていて コンパクトにたたまれているのですが、 ユーザーがこどもなので破いてしまったり 落書きしていたケースが多く、 美品で完品のものは珍しいと言われています。
コレクション要素もありますが、 懐かしさからついほしくなってしまう感覚でしょうか。
当時をファミコンで育った人なら必ずプレイしたことがるタイトルですが、 その分久々にやってみたいと思う方も少なくないと思います。
まとめ
ファミコン本体・ソフトの商品紹介から買取アドバイスまでさせていていただきましたが、いかがだったでしょうか?買取に関しては一貫して状態をキレイに保つ、 もしくはキレイにすることに尽きますね。
付属品は出来るだけ揃えてレトロゲームの取り扱いのあるショップなどを優先して、 高額査定を実現させましょう。
最後に、 実家の押し入れや古い段ボールの中をもう一度確認してみてください。
もしかしたら捨てられずに残っている想像を絶するような宝の山が 残っているかもしれませんよ。